鋳造【造型作業】 砂型を作る業務

【造型作業】 砂型を作る業務

基となる型(木型)に砂を詰め、型を抜き取ることで砂型を作る業務です。重量のかかる吊上げ作業等には機械を用い、それ以外の細かな作業は手で行います。

枠内にきっちり砂を詰める作業は、砂が多くても少なくても駄目で、枠のツラに合うようにぴったりと詰めるのが目標です。以下に無駄を省くか?というゲーム性を追求している社員もいます。

また、基となる型から砂型を外す際にも、いかに少ない力で外すか?というゲーム性があります。木型の定盤を正確に水平にする作業があり、水平を出すテクニックに長けた社員は、コンコンという少ない力で木型がストンと落ちます。しかし水平が悪いとなかなか外れないことになります。

「中子」という鋳造製品の中空部分を作る仕事の場合は、さらにパズルや積み木ブロックのように型を組み合わせていく工程があり、基準となるポイントにピッタリ合わせることができなければ、不良品につながる確率が上がってしまいます。当社では同じ製品を延々と作り続ける仕事はあまりなく、1日20種類程度、毎回違う形状のものづくりを行うため、その都度知恵と感覚を磨き、製品づくりに対応していくことになります。

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