納期と品質の正確さを追求

鋳物を正確につくる

鋳物製造の納期・品質を正確に
カッチリを追求するシオノ鋳工

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「お客様の工程を狂わせない」シオノ鋳工は納期管理と品質管理の徹底によって、スムーズに、間違いない製品をお届けできるよう、日々挑戦しています。弊社では2000年の工場移転を機に、当時の工場長であった塩野を中心に「どうすれば品質の正確さを保ちながら生産量をあげられるか」を思案し、着目したのが「造型スピード」でした。造型工程をライン化し、最小限の運搬で不良などのロス無く鋳型完成までを終える工程を考案することで、造型の効率が格段に向上、品質の正確さを保ちながら、少量多品種にも量産品にも対応可能となりました。
また、社外に不良品が出てしまうことによって、業務工程を狂わせてしまうだけでなく、製造し直しによる「時間」のコストが発生します。弊社では以下の3つの観点から、鋳物製造の「正確さ」を追求しています。

納期の曖昧さを無くす

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正確な納期の回答、そしてやむを得ず納期が変更となった場合には速やかに段取りを組み換え、お客様にご相談いたしております。納期回答の正確さにはお客様からも高評価をいただいており、その背景には3つの理由があります。

  • 金枠保有数が多いため生産量の調整が柔軟に可能
  • 近隣に住居等が無いため操業時間に規制がなく残業対応が可能
  • 人財の意識改革の一環で社内連絡のスムーズさを徹底

以上のことから急な生産量の増加に対しても柔軟に対応可能です。
特に金枠保有数の多さにより、一日あたりの生産枠数を増加させることができるため、木型を増やすことなく、また鋳造に関わる外注先を増やすことなく、弊社内のみで納期対応が可能です。

カンに頼らない品質管理

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弊社は社員の平均年齢が若く、いわゆる職人気質の社員がいません。職人の場合、長年の経験によるカンによって鋳造を行うことも少なくありませんが、弊社ではそういったカンに頼ることなく、安定した品質を追求するため、データ管理を徹底しています。このため原料の管理・工程の管理等、携わる人間によって品質にバラツキが出ない仕組み作りを行っています。また、ミス再発防止のための失敗を共有する仕組みに加え、週1回社員全員が集まり、不良事例の情報共有を行っております。
さらに、シオノは品質の安定した原料を選定し、配合技術まで管理体制を敷いております。

きっちりやり抜く人財育成

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社員が若い=元気だからこそ体力・機動力に長けています。繁忙期の納期合わせにもチャレンジできる組織力で、お客様のご要望にお応えします。繁忙期でも品質と納期を妥協せず、最後までこなせる機動力がシオノ鋳工の正確さを支えています。
その組織力を高める力の源は「楽しく仕事をする」こと。そして「意識を高める」こと。シオノ鋳工では、自分たちが働く意味、自分たちの会社の存在意義を深く掘り下げ、経営理念・ビジョン・行動指針として成文化する取り組みを、経営陣と社員が一体となって取り組んできました。くじけず、前向きに取り組む姿勢を養うことで、仕事に向き合う考え方を改善し、常に高い水準の仕事を安定的できる人財育成に務めています。

不良率の低減は環境への配慮
KES環境マネジメントおよび5Sの取り組み

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不良品を作るという事は、エネルギーや資源を無駄に使っているという認識を持ち、2006年から取り組んでいるKES(環境マネージメント活動)では不良率の低減を目標の一つに掲げ、環境に負担をかけないように考え不良の原因究明、対策に日々取り組んでおります。
当初約4%あった不良率ですが、現在(2020年)は約2.2%まで低減する事ができました。
その結果、効率的な仕事による労働時間のコスト削減、無駄なエネルギー資源の削減に繋がっています。