【鋳込み作業】鋳型に鉄を流し込む業務
出来上がった鋳型に、溶けた鉄(溶湯)を流し込む工程です。この工程で重要なのは「成分調整と温度管理」であり、材質に直結するポイントです。
このうち成分調整については、不良品を出さない成功率の高い方法を年々データ化し、ノウハウを磨いているので、あまり心配する必要はありません。
温度管理については、クレーンの操作テクニックとスピード感、チームワークが重要になります。鉄は常温で固体になるものなので、複数並んだ鋳型に手際よく鉄溶湯を流し込まないと、固まってしまうことになります。ペンダントと呼ばれるクレーンのリモコンを、ラジコン感覚で操作するのですが、クレーンの動きを安定させるためのテクニックを身につけて操作していきます。
また、その際に使う鉄(材料)をどの程度の量を溶かすか?も重要で、少なすぎると足りなくなる、多すぎるとエネルギーの無駄遣い、といった風に、データ管理と知恵を用いて効率のよい仕事を目指します。