1.172022
フリーランス鋳造アドバイザー奥野哲平様のお話
今回は、弊社でお世話になっている”フリーランス鋳造アドバイザー“奥野哲平様のお話をさせていただきます。
さまざまインタビューをさせていただき、いろいろお話を伺うことができました。
☆シオノ鋳工に来られることになった経緯
奥野さんは、元々フリーランスの鋳造アドバイザーとして他社で活動されていました。
鋳造解析シミュレーションのユーザー会(購入して使っている方々に向けての講習会)で、シミュレーションソフトを使った事例集や活用方法を発表した場に、
弊社の吉野工場長が参加しており「鋳造解析シミュレーションを使っているので一度シオノ鋳工に来てもらえませんか?」とお話を頂いたそうです。
☆何年前から
シオノ鋳工には、約3年前より大阪から月二回隔週で訪問に来られ、他にも10数社を見ておられます。
訪問がない日は随時チャットで連絡、クラウドでデータを共有し鋳造解析シミュレーションを見ながらWEBミーティングをしています。
☆どういったことを具体的にしているのか
主に奥野さんが持っている鋳造解析シミュレーションパッケージとして「品質改善」「業務効率改善」があります。シオノ鋳工では、主に「品質改善」をしています。
☆3Dモデルをもらってアドバイスを
例えば、鋳造欠陥で同じような事例が頻発していることを奥野さんに連絡をし、弊社でその欠陥が出ている鋳物製品の3Dモデルを準備します。
解析シミュレーションをかけて、実際の鋳造の結果と解析シミュレーションを比較しながら、奥野さんのアドバイス通りにもう一度、鋳造をします。
その結果のデータを見て、さらに解析シミュレーションをかけ、欠陥を改善していきます。この作業は他のメーカーさんとするときも一緒とのこと。
☆アドバイスを繰り返しシオノ鋳工がどう変わっていったか
「鋳造欠陥が頻発しているものに関しては、鋳造解析シミュレーションをもって対策していきます。
対策して蓄積したデータを元に、次の新規方案に関して、例えば、新しい鋳物製品の受注がダクタイル管だったとしたら、
シオノ鋳工の対策で成功した数値をもとに新規方案を作っていきます。その繰り返しの中で確実に鋳造成功率のベースは上がっています!」とのこと!
☆データ管理の中で欠陥を防いでいる
「データ管理の中で欠陥を防ぐ」これは奥野さんが推奨していることでもあります。
鋳造は今まで見えない状況で欠陥を対策していました。どの鋳物メーカーも、鋳造解析シミュレーションで数字を取ることでデータ解析をし、
狙って欠陥を抑えにいき、そこで成功した事例は、次の新規鋳物製品に展開していきます。
今回は、ここまで♪
次回は、以下のテーマについて語っていただきます。
☆シオノ鋳工の第一印象、雰囲気など感じたこと
☆特徴的な取り組みをしているシオノ鋳工を見て
☆客観的に見てシオノ鋳工のすごいところ、今後をどう見ておられるのか
☆奥野さんから見た鋳造の未来について
最後までお読みいただきありがとうございました!広報担当カワベトモコでした。
次回、part2はこちらをクリックしてくださいね!
↓
https://shiono-cast.com/2022/01/18/0118/